千葉でこどもといっしょに遊ぼう
楽しさ
★★★★☆教育
★★★★☆アクセス
★★★☆☆予算
★★★★★リピート
★★★★☆
⇒総合評価
★★★★★
以前紹介した千葉県で手軽に砂浜で遊べるスポット「千葉ポートタワー」についての記事の続編です。
前回は磯遊びといっても、浜辺での磯遊びがメインの記事でしたが、今回は波打ち際で取れるイソガニ釣りについての特集になります。
幼児にはちょっと危険な場所なので、小学生以上におすすめの遊び場になります。
もちろん大人も楽しめますので、いい思い出づくりに是非千葉ポートタワーまで一度足を運んでみてください。
千葉ポートタワーに限りませんが、イソガニ釣りで遊べるのは4月の下旬から8月いっぱいまでと言われています。
今回は5月のゴールデンウィークの最終日に行ってきました。
昨年はバケツいっぱいにイソガニを釣っている小学生もいました。
さて、いったい何匹釣れるでしょうか・・・。
5月といってもゴールデンウィークの最終日なのでさすがに混んでるかなと少し不安でした。
特に駐車場。
ここの駐車場はとにかくでかい!
前回も少し紹介しましたが、250台も収容することができます。
しかも料金完全無料の駐車場です。
リーズナブルな隠れた人気の遊び場スポットなので、ゴールデンウィークはさすがに駐車場待ちが出てるかなと思ったら…
写真の通り確かに満車状態ですが、駐車場待ちはゼロ。
駐車場を見渡すとポツポツと空きスペースがありました。
ちょうどお昼ごろに行ったのですが、午前中に遊んで帰る方々も多いようで、タイミングが良かったのかもしれません。
イソガニはどこにいるのかというと、駐車場から海に向かって右手の防波堤のエリアです。
左手にも防波堤があるのですが、大きな石が少なく、カニが隠れる場所が少ないせいが、あまり見かけません。
まずは右手に向かって歩いていってください。
長い防波堤ですが、手前の方と奥のほうでは生息する生き物が違います。
手前の方は小さい魚や小さい貝、フナムシなどが多く生息しています。
少し歩いて奥の方に進むと、ヤドカリや今回のお目当てのイソガニが生息しています。
どこまで奥に行けば良いのかというと、行き止まりまで進んでしまうと海が深くてカニはいないエリアです。
この行き止まりから10メートル~20メートル位手前がベストスポットです。
名前の通り海岸の水際や水中に生息しているカニです。
カニといえば赤いカニを想像しますが、千葉ポートタワー周辺のイソガニは黒系のまだら模様のカニです。
大人のイソガニは25mm程度の大きさですが、ここのイソガニは大きく40mm近いものもゴロゴロいます。
体は平べったい形をしているので、岩と岩の間に隠れていることが多いです。
オスとメスで形が違うらしく、オスのはさみの関節のあたりにキチン質とやらの柔らかい袋があるらしいのですが、全く見分けがつきません(笑)
イソガニを釣るには準備しなければならないものがあります。
それは、
です。
糸はしつけ糸でもタコ糸でも釣り糸でも、何でもOKです。
コンビニや100円ショップなどで安いものを調達しましょう。
できれば「おもり」もあると良いです。
エサが軽いので、沈みにくいです。
釣り用のおもりがあればイソガニの居る岩までサッと落ちていきます。
エサについては、一番良さ気なのがスルメです。
スルメといろいろ種類がありますが、一番固いアタリメが良いです。
少量、というか数本でOKです。
私は千葉ポートタワーから車で少し走ったところにTRIALというスーパーで買いました。
ここで買えるものは、しつけ糸、スルメ、アミ、バケツです。
ちなみに、TRIALではスルメのお徳用パック(300~400円)が並んでいますが、レジ付近に小パック(100円)がありますので、そっちを選んだ方が良いです。
糸の先にスルメをしっかりと結びます。
おもりも一緒に結びます。
岩の横や、岩と岩の間にすっと落とします。
すると、スルメの匂い?に引かれて、岩の影から、イソガニの方からスルメの方に出てきます。
カニの上からスルメをコツコツ当てていると、怒っているのか、ハサミを上に持ち上げ出します。
こうなったらチャンスです。
スルメをハサミで挟ませるように近づけます。
スルメを挟んだ!と思っても焦らないでください。
ビックリするとすぐに離してしまいますので、ゆっくり、ゆっくり、持ち上げます。
そのまま釣り上げることもできますが、アミがあると捕獲率が2倍以上にアップします。
とにかくビックリすると離すので、水面を上がったところで離すことが多いです。
水中で下からアミを使って捕獲すると良いです。
カニといえば後ろから、左右から甲羅を挟んで摘むのが一般的ですが、イソガニは先述の通り平べったいカニです。
足と甲羅の隙間が小さく、左右から指や爪で挟みにくいのも特徴です。
爪を使って何度もチャレンジしていると、安全に掴めるようになります。
最初は怖がっているこどもたちでも、何回かつかまえるとすぐに慣れます。
最後には笑顔いっぱいの良い写真が撮れます。
一見岩場には小魚くらいしか見えないのですが、よく観察してみると岩の陰にイソガニがゴロゴロ居ます。
そしてアミがあれば続々釣り上げることができます。
たった1時間でもこれだけ釣り上げることができました。
恐らく、半日頑張っていたらバケツいっぱいのイソガニの山ができると思います。
ちょくちょく水換え(温度が上がるので)をしながら、是非挑戦してみてください。
イソガニ以外にもヤドカリなどが多く生息しています。
ヤドカリは防波堤沿いにくっついているので、釣る、というよりはアミですくうだけで捕れます。
大きい物で30mmくらい。
イソガニ以上に見つけやすく、多く生息していますので、バケツいっぱいのヤドカリも可能だと思います。
最後はヤドカリの海帰りレースが最高。
元気の良さそうなヤドカリを一人一匹決めてヨーイドン。
いち早く海にダイブしたヤドカリが優勝です。もう会えませんが(笑)
ヨーイドンで殻に閉じこもってしまうヤドカリ。
こどもたちが急かしてびっくりして殻に閉じこもってしまうヤドカリ。
海とは逆方向に進むヤドカリ。
結構笑えます。楽しめます。
こどもが多ければ多いほど賑わうイベントなので、ぜひやってみてください。
こどもには必ず聞かれます。「イソガニは飼えないかなぁ?」
調べてみると、生命力が強いので海にいるカニにしては飼いやすいとのこと。
ただ、きれいな海水(人工を含む)でしか飼えないので、真水でも死んでしまうし、汚れた海水でも死んでしまいます。
きれいな人工海水を維持できるこども思いのお父さんお母さんであれば、飼育できるかもしれませんね。
イソガニ、出汁にしたら美味しいのかなとちょっと考えてしまいました。
調べてみると、食用には用いられていないそうですが、たまり味噌汁の出汁として食用にされることもあるとか。
クロダイ等の釣り餌として利用されたり販売されていたりするそうです。
こどもと一緒に遊ぶ上で気になるのが、
という点です。
毒については、イソガニは無毒のようですので安心して釣ったり遊んだりできます。
ハサミで挟まれてケガをしないか、という点については、幼稚園のこどもが挟まれましたが、結構痛がっていました。
どの位痛いのかというと、ちょーっと血が出るくらいです。
大きいイソガニは力もあるので、血が出てしまうくらいのパワーなのでしょうね。
これも良い経験だと思って、挟まれた後も積極的に手に取るように言い聞かせてます。
イソガニのおしりの方から、腹と甲羅を掴む方法もありますが、こちらはこどもにはオススメしません。
お腹の方の指をハサミでやられます。
ハサミが大きいので、お腹の方までハサミが届いてしまうのですね。
実は甲羅を左右で挟むよりも、お腹と甲羅を挟むほうが持ちやすいので、ついついお腹を掴んでしまいがちなのです。
うちのこどももこれで指をやられました。
全治、数時間の勲章です。
千葉ポートタワーは設備もそこそこにしっかり。
海沿いにはレストランをはじめ、自販機もあり、当然足洗い場もあります。
ここで足を洗って、飲み物も飲んで、帰ります。
千葉ポートタワー
公式HP
http://www.chiba-porttower.com/
千葉県千葉市中央区中央港1丁目ポートパーク内
043-241-0125
幼児から
●千葉都市モノレール・JR京葉線千葉みなと駅から
徒歩約12分
●JR千葉駅12番のりばより
中央・小湊バス「千葉ポートタワー」行で終点下車
大人 210円/小児 110円
●JR千葉駅東口5番のりばより
小湊バス「千葉みなとループバス」で
「千葉中央警察署」下車 徒歩約5分
大人100円均一/子供50円均一
※平日は20分間隔で運行しています。
●東京方面から
東関東自動車道 湾岸習志野IC下車約20分
京葉道路 幕張IC下車約20分
●成田方面から
東関東自動車道 湾岸千葉IC下車約15分
●房総方面から
京葉道路 松ヶ丘IC下車約15分
東金道路 千葉東IC下車約15分
無料(約250台)
千葉ポートタワー内1階で軽食、3階にはレストラン(ラウンジ)があります。
「千葉みなと駅」の方に500mほど歩くと、右手にセブン-イレブンが出来ていました!
ちょっと前までは「千葉県ガス石油会館」だったのですが、これでかなり便利になりました。
千葉ポートタワーの最寄りのコンビニ、ということで載せておきます。
0円